●タイトル 
●作者名
静文
●作者コメント
偽造です。ここに出品する前に、偶然にも彼女が大学で書いたらしいっす(笑)おもわず一枚!!
●書評(書家明仙より)
評価★★★
偽造?彼女が書いた作品をまねて書いたということならば、偽造ではなく『臨書』です。彼女が書いたものを内緒で投稿したということならアイドルがよく使う「姉が勝手にオーディションに写真送っちゃって〜....」という、あれですね。ま、どっちでもいいです。書の道を志した者であれば、誰もが通る臨書の道。臨書とは、素晴らしい作品をよく見てまねて書く勉強です。彼女の作品が素晴らしいと思えば、ばんばん臨書して精進してください。

線が細いですが、安定した作品です。1文字書きで、堂々と末広がりで縁起が良いです。横線の並び具合も均等、中心線もそろっていて美しいです。後は右はらいに勢いがほしいですね。これだけ線の太さを均等に書けるのなら、隷書や篆書にも挑戦するとよいでしょう。現在の状況は安定して、幸せなのでしょう。厳しさがみじんも感じられません。

この作品を見て調べているうちに、素晴らしい格言に出会いました。下記に記しておきます。次回はこうした格言等の文章にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

『泰山を挟(わきばさ)みて北海を超ゆ』
《「孟子」梁恵王から》泰山をわきにかかえて渤海(ぼつかい)湾を飛び越える。人間の力ではとうていできないことのたとえ。

※泰山:中国、山東省中部にある名山。標高一五二四メートル。中国五岳の一つ。古来信仰の対象となり、秦・漢時代から皇帝が封禅の儀式を行った所。玉皇廟など古跡が多い。岱宗。タイ‐シャン。

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